トレチノインがにきびに効く？
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トレチノインという塗布薬があります。
アメリカでは古くは１９８０年代からニキビ薬として使用されてきた薬です。
海外ではそれだけ実績のある薬なのです。
ところで、トレチノインとはビタミンＡ誘導体の一種で、レチノイン酸の一つだそうです。
なので、もともとヒトの体によい成分です。
このトレチノインは、皮膚の新陳代謝を高めて、 古くなった角質を剥がれ落ちるのを促進します。 また、皮脂の分泌を抑える作用があります。
ようするに、皮膚のターンオーバーの周期が早まって、 皮脂が毛穴に詰まりにくくなるわけです。
なので、 トレチノインは思春期にきびのように、 古くなった角質がうまく剥がれ落ちなくて、 毛穴を塞いでしまうる角栓の除去に有効です。
また、思春期の頃の特徴の皮脂の分泌が多いのを緩和できます。 過剰な皮脂の分泌が抑えられるので、 新たなニキビもできにくくなります。
最近は、ハイドロキノン・クリームと併用することで、 この トレチノインはハイドロキノンといっしょにシミの治療に使われるようです。